沖縄島      1998年10月7日、2000年11月28日〜12月1日
万座毛海岸、与那城町、名護市、知念村、佐敷町、糸満市など
 秋の沖縄は夏に続いて花が多い。というよりも常夏の島なので年中花が咲き乱れている印象が強い。たとえばイソノギクやシマアザミなどは最盛期はあるもののほぼ1年中見られる。10月に万座毛付近を訪れたときはイソノギクが海岸に群生し見事だった。ホソバワダンも花盛りで岩上を黄色く彩っていた。ヒメクマヤナギ、クサトベラ、ハマアズキの花も咲いているのが判った。興味深かったのはヒメイヨカズラだった。花が終わり実をつけていたがその大きさに目を見張った。一方、目立たないがハマタイゲキも実をつけていた。
 11月の終わりにたまたま機会を得て各地を観察できた。与那城町ではサキシマフヨウが道路沿いに咲きその美しさに見惚れてしまった。伊計島まで到達すると砂浜にクマノギクに似た花が群生していた。調べるとアメリカハマグルマで野生化していた。
 知念村では海岸の岩上に立派なソテツがたくさん自生していた。付近の砂浜ではグンバイヒルガオやハマアズキが群生し開花していた。
 佐敷町にはハマジンチョウの自生地があった。残念ながら花は咲いていなかった。しかしその代わりにヒイラギギクがピンクの花を誇らしげに咲かせていた。熱帯に自生するキク科では珍しい木本植物だ。さらにここにはメヒルギの群生林が広がっていた。いっせいに開花すればさぞ見応えのあることだろう。
 喜屋武岬ではアオガンピの花を撮影した。この時期はあちこちでこの花が確認できた。
 今回観察できたのは他にウコイソマツ、クロイワザサ、クロミノオキナワスズメウリ、オキナワギクなど、樹木ではリュウキュウマツトクサバモクマオウ、シダ植物ではヒカゲヘゴ、リュウキュウマメヅタハマハナヤスリなどであった。
 沖縄島の一部を観察してきたが、まだ見ていない植物が待ち構えていると思うとワクワクする。再度訪問して新たな植物との出会いを期待したい。
ソテツの群生
イソノギク
オキナワギク
ヒイラギギク
サキシマフヨウ