中山連山(宝塚) 2000年4月22日 |
阪急中山駅〜中山寺〜中山最高峰〜向山分岐〜満願寺西山〜阪急山本駅 |
宝塚市の中山寺の背後に連なる山並みは通称中山連山と呼ばれている。春になるとこの山一帯にはコバノミツバツツジが大群生することを知ってからは、ぜひ訪れたい候補地のひとつだった。偶然にも宝塚に出かける機会があり、そのときに立ち寄ることができた。 2000年の4月22日はちょうどコバノミツバツツジの見頃だった。中山駅で列車から降りて中山寺へ向かって歩き出すと程なく山門に到着した。本堂へお参りした後、奥の院への参道を進んだ。裏山を上り始めるとすぐに満開のコバノミツバツツジが迎えてくれた。足元にはシハイスミレが咲いていたが、コバノミツバツツジの落花と同系統の色彩でツツジの株元を染め上げていたのもまた趣があった。 尾根道沿いには至る所でコバノミツバツツジが咲き誇り、ツツジのトンネルをくぐって歩くのはほんとうに爽快な気分だった。ところどころで枝道にそれるとシハイスミレ、ナガバノタチツボスミレが枯葉の間から顔を覗かせて、一部では群生しているところもあった。ヤシャブシの仲間花も見られたが主に日本海側に分布するヒメヤシャブシではないだろうか。 アップダウンを繰り返し最高点へ到着すると道は東へ向かい、向山分岐を過ぎたあたりから景色が良くなった。ただし都市近郊の里山は開発されゴルフ場が並んでいたり、住宅地が広がっていたりして興醒めする思いだった。 気分を取り直し、下り始めると岩場があった。岩場を下りきるとなぜだか太ももがパンパンに張って足が痛くなりしばらくの間、動けなくなってしまった。このとき以来、足に疲れがたまり張ることが多くなった。年齢の所為であろうか。 ともあれ今回の行程ではその他にスミレ、ニオイタチツボスミレ、ツボスミレなどの春の里山に咲く花たちが見られ春爛漫の一日だった。 |