礼文島      1999年6月25日〜26日
桃岩展望台、礼文岳、スコトン岬、澄海岬、元地海岸、礼文林道
 ツアーに参加して利尻山、礼文島に出かけた。前日に利尻山に登り、今日は礼文島に移動し桃岩付近を観察した。あいにくの雨で他の参加者は早々と帰ったが、一人残り撮影した。さすがに花の浮島と呼ばれるだけあって花が多い。チシマフウロ、センダイハギ、オオカサモチ、ミヤマキンポウゲ、レブンキンバイソウ、レブンシオガマなど枚挙に暇がない。カラフトハナシノブ、ネムロシオガマ、レブンコザクラは花が終わりかけで、レブンソウ、レブンウスユキソウはわずかに咲いていた。帰り道でハクサンチドリ、イブキトラノオ、エゾカンゾウも見かけた。
 翌日は礼文岳登山だったが森林に被われ花は少なく、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、イソツツジ、エゾノシシウド、アスヒカズラなどを見かけただけだった。その後スコトン岬ではトウゲブキ、シロヨモギ、タカネシオガマが咲き、澄海岬でチシマフウロが群生し見事だった。エゾカンゾウが彩を添えていた。残念なことにレブンアツモリソウ保護地はかぎが開いておらず中に入れなかった。
 桃岩を通過し元地海岸に出るとハマナスが咲いていた。礼文林道では今までに出てこない花も加わった。シラゲキクバクワガタ、ヤマハナソウ、エゾスカシユリ、チシマキンレイカ、レブンシオガマ、カラフトハナシノブ、センダイハギ、オオハナウドが迎えてくれた。礼文林道沿いは景色がよく利尻山を背景にレブンシオガマなど撮影した。レブンウスユキソウ自生地ではやっと開き始めた花を写した。数週間後には満開になるだろう。道路沿いでコウリンタンポポ、エゾノカワジシャなども見られ、平地から山頂まで島全体が花園に包まれているといっても過言ではない。できれば6月上旬から訪問し、時間を掛けて島の中をゆっくり巡ってみたいと思った。
レブンシオガマ
レブンキンバイソウ
レブンウスユキソウ
エゾスカシユリ
ゴゼンタチバナ