三ツ峠山 2002年9月14日 |
三ツ峠登山口〜三ツ峠山〜府戸尾根〜天上山〜河口湖 |
秋の三ツ峠山に出かけた。あまり下調べをしてなかったのでどんな花が見られるか楽しみだった。下山後に名前を調べた結果、以下に記述したようにあまりにも花の種類が多くて改めて驚かされた。 三ツ峠登山口でバスを降りるとすでに道路沿いには花が咲き乱れていた。ユウガギク、オオヨモギ、ツリフネソウ、ハンゴンソウ、テンニンソウなどが咲き続いていた。山道に入るとコウシンヤマハッカ、トネアザミ、タカオヒゴタイが目を楽しませてくれた。ふと気づくと勇壮なハンカイシオガマが咲いていた。茎は長く伸びその先に花をつけるので写しにくかったが、草丈の低い株を見つけなんとか撮影した。さらに登るとシオガマギク、モミジハグマ、ウスユキソウも現れた。 山頂付近の草原ではセイタカトウヒレン、ノハラアザミ、アズマヤマザミ、タムラソウ、カイフウロなどが色鮮やかに咲き競っていた。裸地には豪快にフジアザミが咲いていた。頭花が大きくて立派なアザミだ。今回最も見たかった花のひとつだ。マツムシソウ、ウメバチソウ、ヤハズハハコ、ハコネギクも見られた。 山頂付近を散策後、長い府戸尾根を下ることにした。草地ではセイタカトウヒレン、オヤマボクチ、クサボタン、イブキボウフウなどが咲き、裸地ではフジアザミが花をつけ賑やかだった。森林地帯に入るとさすがに花は少なくなったが、林縁にはアズマレイジンソウ、ホソバガンクビソウ、シモバシラなどが観察できた。最後に森林内がハッと明るくなった。驚いて近寄るとキバナアキギリが群生していて言葉を失った。これほど見事な群生は見たことが無かった。 カチカチ山ロープウェイで河口湖まで下ると河口湖駅は間近だった。時期を変えて何度でも訪れてみたいと思わせるほど植生が豊かな山であった。 |