北岳 1985年7月27日〜29日 |
広河原〜大樺沢〜八本歯のコル〜トラバース道〜北岳山荘(泊)〜中白峰〜間ノ岳〜中白峰〜北岳山荘〜北岳山頂〜肩ノ小屋(泊)〜草すべり〜白根御池小屋〜広河原 |
北岳には以前に登ったことがあり、花の写真を撮影するために時間を費やすことが多かった。ただし、この時の目的は高山植物の撮影だけではなく、山の風景を撮影したくて登ったのだった。写真で北岳の聳える姿を見て、同様の角度から見た北岳をぜひとも見たくて憧れていた。中白峰や間ノ岳方面から見た北岳は大樺沢から見た北岳の山容とはうって変わって、驚くほど鋭鋒に見えるのだ。左手に甲斐駒ケ岳を従え、背後には八ヶ岳が控えているのもまた素晴らしい。 いつものように大樺沢から登り始めると顔なじみの花たちが勢ぞろいだった。センジュガンピ、オニシモツケ、ヤマブキショウマ、ミヤマハナシノブ、ヤツガタケタンポポ、イワベンケイ、オンタデ、ミヤマゼンゴ、タカネナナカマド、タカネグンナイフウロ、クロクモソウ、ミヤマウシノケグサ、ミヤマタネツケバナ、コハリスゲ、ハクサンシャクナゲ、ヒメクワガタ、コケモモ、ホソバツメクサ、キタダケカニツリ、ウラジロキンバイ、タカネマンテマ、ハクサンイチゲ、ミヤマムラサキ、シナノキンバイ、クルマユリ、シコタンソウ、ハゴロモグサ、ハハコヨモギ、キンロバイ、チシマギキョウなど眺めながら北岳山荘へ到着。 翌日は朝焼けの富士が非常に美しかった。間ノ岳方面にピストンすると、クチバシオガマ、イワウメ、ミヤマシオガマ、コタヌキラン、キタデケキンポウゲ、オヤマノエンドウ、タカネスイバ、イワスゲ、イブキジャコウソウ、チョウノスケソウ、ムカゴトラノオ、クモマナズナ、キタダケナズナ、タカネシオガマ、ムカゴユキノシタなどが見られた。間ノ岳方面から見た北岳の写真は左上に掲載した。 帰り道にはミヤマクロユリ、ミヤマコウボウ、ミヤマキンポウゲ、サンリンソウ、タテヤマキンバイ、ムラサキタカネアオヤギソウ、チシマヒョウタンボク、オオハクサンサイコ、クガイソウ、タカネバラ、テガタチドリ、ミヤマシシウド、マルバダケブキ、ハクサンフウロ、タイツリオウギ、ミソガワソウ、イワアカバナ、シナノオトギリ、タマガワホトトギス、レンゲショウマなどを撮影した。 |