伊吹山 2003年6月21日 |
伊吹山3合目〜5合目〜山頂〜東回りコース〜山頂駐車場〜西回りコース〜5合目〜伊吹山3合目 |
いつもはドライブウェイを通って山頂駐車場まで行ってしまうが、久しぶりに山麓から伊吹山に登った。正確に言えば3合目までゴンドラを利用したので山麓からではなかった。3合目でゴンドラを降りると草原が広がっている。ノアザミ、クルマバナ、クサフジ、クララなど咲く中を進むとササユリも残っていた。キバナノレンリソウ、イブキノエンドウもあちこちに現れ始めた。伊吹山以外では見かけない花だ。樹木ではウツギ、イボタノキ、カンボクなど白い花が日光を反射してまぶしいくらいだった。さらに登ると、キバナハタザオが群生して黄色く草原を彩っていた。気の早いニッコウキスゲも咲き出していた。薄紫のヒヨクソウは数多く、ピンクのシモツケ、カノコソウもきれいだった。山頂に近づくとイブキシモツケ、コバノミミナグサ、グンナイフウロも参加してお花畑を形成していた。遠くの山腹にはレンゲツツジが咲いているのが確認できた。 山頂に到着するといつものように人であふれかえっていて、人に踏まれそうな場所にもコバノミミナグサが生えていた。無事に生き延びてほしいと願った。一腹後に東周りコースをとり撮影を続けた。途中グンナイフウロが群生しお花畑の主役を演じていた。イブキトラノオ、マムシグサ、クサタチバナもところどころに見つかった。西回りコースではクサタチバナの群落もあり見所が多かった。帰りは往路を戻ったが、来るときは見つけられなかったヒメフウロが石灰岩の陰に咲いていた。淡紅色の小さな花をつけていたが、目立たないため見逃してしまったようだ。3合目までたどり着くと早くもユウスゲが花を開きかけていた。 石灰岩地に特有の植物も多く観察できたが、季節を変えてまた異なった花々が迎えてくれるので楽しみな山である。 |