早池峰山 2002年7月13日 |
河原坊登山口〜コメガモリ沢〜頭垢離〜山頂〜御田植場〜小田越コース〜御金蔵〜小田越登山口〜河原坊登山口 |
あこがれのハヤチネウスユキソウを求めて早池峰山へ向かった。蛇紋岩でできた山で特有の植物が産することで有名だ。河原坊から岩がごろごろしたコメガモリ沢を上り始めると、センジュガンピ、マルバシモツケ、オオカサモチなど白い花が出迎えてくれた。ウスユキソウ、ガクウラジロヨウラク、ハクサンチドリなど見ながら2時間程度で頭垢離に着いた。ここからがお花畑の本番でハヤチネウスユキソウは満開で数も多かった。綿毛をまとった花は大きくて立派だ。ゆっくり撮影している暇もないほど多くの花が次々と登場した。ミヤマアズマギク、ミヤマオダマキは特に多く見事だった。ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ミヤマヤマブキショウマなど早池峰山特有の植物も現れた。山頂付近まで来るとホソバツメクサ、ホソバイワベンケイ、ミヤマシオガマ、キタヨツバシオガマ、キバナノコマノツメ、ミヤマハンショウヅル、ムシトリスミレなども加わっていっそう賑やかになった。花の撮影に時間を取られ、蛇紋岩が累々として横たわる山頂にやっとのことで到着した。山頂には早池峰神社と非難小屋があった。 山頂で一休みした後、小田越えコースを下った。途中御田植場を通過し8合目の鉄製はしごを渡った。ミヤマアズマギクはところどころで群生し、ハヤチネウスユキソウも混在していた。御金蔵付近ではキンロバイ、サマニヨモギが咲いているのが確認できた。小田越まで来ると舗装道路を河原坊まで歩いた。道沿いに下るとヤマオダマキとキバナノヤマオダマキが並んで咲いているのが面白かった。すでに花は終わっていたがノビネチドリの株がたくさん突立っていた。 ナンブトウウチソウの花はまだ開花していなかったが、蛇紋岩地に特有の多くの花を満喫できた1日であった。 |