伊吹山      2004年7月19日
山頂駐車場〜西回りコース〜伊吹山山頂〜東回りコース〜山頂駐車場〜中央道コース〜伊吹山山頂〜滋賀県側登山道3合目
 伊吹山にはいつ登ってもその花の多さに驚かされる。なかでも最も華やかなお花畑が展開されるのは7月から8月のシモツケソウなどの夏の花が咲き乱れるシーズンだろう。今回はバスで山頂駐車場まで行き、滋賀県側登山道を下るコースを選んだ。
 西回りコースではさっそくクガイソウ、ミヤマコアザミが現れた。黄色の花をつけるメタカラコウは群落を形成していた。その他クサフジ、ヤマアジサイ、オオバギボウシ、キバナカワラマツバ、ウツボグサなど数え上げたら限が無かった。山頂に近づくにつれてシモツケソウが増えてきた。満開にはあと1-2週間かかるだろうか。それでも見事な群落が高原に広がり人々の目を存分に楽しませてくれた。
 山頂付近ではキンバイソウの黄金色の花が目を引いた。満開のクガイソウやイブキトラノオ、ダイコンソウ、シシウド、メタカラコウ、シュロソウ、キヌタソウなどを見ながら東回りコースを進んだ。途中でテバコワラビの群生にも出会った。中道コースではイワアカバナ、アカソ、コオニユリ、オトギリソウなどが加わった。
 山頂から下り始めるとイブキジャコウソウ、キリンソウ、クサボタン、カワラナデシコ、ヤマホタルブクロヒメシモツケ、コウゾリナ、イブキタイゲキ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウなども登場した。3合目付近まで下るとシデシャジン、クルマバナ、ヤブジラミも目についた。今回のお目当ての花の一つが3合目の草原に咲くユウスゲだった。まだ時間が早かったため花は開ききってはいなかったが株は多かった。観光客用にライトアップの準備がされていて暗くなってからも楽しめるようだった。最後にゴンドラで下りながら下方を眺めると、キツネノカミソリの橙赤色の花が夕日に輝いて鮮やかだった。こうして7月の花々に圧倒されて伊吹山の奥深さを改めて思い知らされることとなった。
クガイソウ
シモツケソウ
ユウスゲ